手を広げりゃ択一が伸びるって思ってるの?
こんにちは 行政書士の佐藤です。
私、2018年の5月から勉強を始め、合格革命シリーズを使って独学 半年 900時間の学習を詰め込んで1発で208点で行政書士試験合格しました。
幸い私は、余計な勉強をすることなく、過去問中心の学習で短期一発合格できました。
でもみんなが、短期合格するわけではなく、以下のパターンがあるのだと思います。
人生80年くらいと考えると、受験に何年も時間を使うのはもったいないです。
受けるならスパッと合格したほうがいいので①②を目指していきたいです。
では、③④にならないように学習を進めていく必要があるのですが、そうそうなってしまうかについて記事にしてみたいと思います。
知識は合格者よりあるのに落ちる人の特徴
③④になってしまう人のなかで、知識がやたらある人がいます。
・私が知らない論点について質問をしてくる
・私がさっぱり知らないような判例について質問をしてくる
そういう方が、逆に試験はなかなか突破できないケースがあります。
私は独学応援の動画でも過去に何度も何度も発言しています
行政書士試験は知識の量で戦うと不利!
これマジっすよ
①で短期合格する人は、無駄な知識を付けるまえに、スパッと最小限絶対必要な知識だけ固めて合格していくので、余計な判例を知らなかったりします。
私がコレです。 なので複数年受験生より法律・判例知らないです
質問されても、 そんな判例 しらん! となります
でも合格者ですからね 私は
なぜこうなるかというと、行政書士試験は知識の量を聞いているわけではないからですね
逆に一定の揺るぎない基礎知識を使って、思考して問題を解決する能力があるかどうかを聞いています。
300点満点中180点で合格なのでたった6割の正解でよい
知らないことがたくさん出題されても結果的に全体的に6割の正答率でまとめりゃ合格です。
必要な知識は 肢別過去問集(合格革命・LEC) これにすべてあります。
合格できない人は、この基礎の理解という部分がグラついているだけ
正誤判断はできても、基礎的な理解ができていない。 または、知識を広げ過ぎて消化不良をおこしてこの基礎の部分に穴があり、ぐらぐら揺れている。
つまり同じ時間努力を費やしたとしても無駄なことをしているということになります。
基礎が完璧な理解で固まっていたら、5肢択一のすべての肢は知らなくても、なんとなく正解が選べてしまうようになっています。 試験センターは基礎理解が完璧なら狙った正答率に従って一定レベルであれば正解できるだろうと考えて問題を作ってきてますからねえ
その5個の肢にクソ難しい知識の設問が何個か混じっても、そんなの知らなくてもいいんすよ。
そこを知識として回答できるレベルの勉強をするとおそらく司法試験並難易度になると思います。
そこを目指すのは たぶん無理っす
つまり、合格者でもどうせ解けない問題が含まれているが、基礎知識が完璧でグラついてなければ6割は超えるようになっちょります。
一見「なんじゃこりゃーっ」て問題もありますが、正答率というもので上手くコントロールされていて、行政書士試験で問われる基礎の部分の制度が高く抜けがなければその正答率に従って正解できるんですよ。
そして5割以上の受験生が回答できる問題を全然落とさなければ合格します。
なので、短期合格したいなら、手を広げずに肢別過去問集の徹底完璧理解がオススメです。
短期合格狙いは手を広げるのはムリ
行政書士試験合格に必要な学習時間は900時間程度だと思います。
なかには600時間とかいう人いますが、人はそれぞれ素養が違うので平均的には最短で900とか1000時間だと思います。
そんな時間しかないのに、余計なことをする暇はありませんので、1年で行政書士試験突破を狙うなら、肢別過去問集を出来るだけ早い段階で完璧理解目指してください。
出来てるひとは殆どいないです。 たかが肢別過去問
たった1冊ですが、それくらい奥の深い問題集です。
せめて、これ1冊が完璧になってから次を悩もう
手を広げてよい受験生
では、手を広げてよい受験生はいないのかというと、こんなパーターンであれば手を広げるのはありだと思います。
非常に悔しい思いをした人
・令和3年試験で170点台で惜しくも不合格
・失敗した原因は知識の量が足りなかったのではなく、基礎知識のグラつきだと気付くことができている。
こういう受験生であれば、正しく手を広げるのはありだと思います。
正しく 広げる 間違った広げ方したら また不合格一直線になるので気を付けて
正しく手を広げる
ですよ 間違えないように
闇雲に手を広げると落ちますし、行政書士試験は基礎知識が大切というのは変わりありませんので、肢別過去問の徹底理解をまずやるのが大前提です。 ここを怠って、手を広げると令和4年も落ちます。
いままで、肢別等の過去問をやりこんできたのだから、完璧にする以外にも時間を捻出することができるはず。なので、過去問の徹底理解+予備校等の厳選した追加知識(中上級コース)の取得 これならありかと思います。
基礎知識を令和3年以上にもっと もっと固める これだけでも 180点超えますけど
それにプラスして予備校など受験のプロが予想している出題論点も抑え安全圏に行きます。
くれぐれも、闇雲に知識を増やす(他資格 司法試験や司法書士試験)を独学で勉強するのはやめてください。グラついた大量の知識だらけだと合格できなくなります。
短期合格と数年組との違い
記述抜きで180点突破してしまうのも1年の短期合格者が多いと思います。
1年目合格狙いの連中は気合とか短期集中力とかスゴイです
法律あんまわかってないけど、択一力がグングン伸びてきます。
ではなぜ、複数年受験生は数年勉強しているのに択一が伸びないのでしょうか?
それは、何年も勉強していると、過去問の制度が上がらず余計な知識が増えていくことにあるのではないかと私は思っています。
何年勉強しようと、基礎知識で解ける択一の問題はある程度決まっていて、解けないものは多少知識増やしても解けないです。
複数年受験生は、来年は択一を大きく伸ばすぞと思っているでしょうが、結果的にはあまり伸びない受験生のほうが多いのです。それは長年法律を勉強するうちに余計な新知識が増え、基礎知識が埋まってしまって邪魔になっている部分もあると思うのです。
2年、3年と行政書士の試験を落ちると、だれでも過去問は勉強しているのに受からなかったというジレンマに陥るし、過去問の学習には飽き飽きしてきます。
そんな中、結局直前期の追い込みで過去問知識の徹底をすることができないのだと思います。
結局初心に帰り、過去問の理解がほんとに完璧なのか? ノルマ的にぐるぐる回転してるだけで出題者の気持ちを考えながら過去問に向き合っているかを考える必要があると思います。
なので、1年目の受験生があっさり記述抜き180点をやるなか、数年組は記述抜きでは160点付近で止まってしまうという残念な結果になったりします。
合格者を3年間見てきましたが、この傾向って顕著にあるなあと思っています。
複数年受験生は、基礎固めで昨年以上に択一で得点し、記述で滑り込む
残酷な事実
浪人してもそんなに偏差値はあがらないのと同じ
行政書士試験に関しても170点付近というのは得点が伸ばしにくいレベルです。
私は、複数年受験生が記述抜き180点 というのを聞いたことが殆どありません。
初年度で取れた択一の点数って、翌年大きく伸びないんですよ
これは人間の生まれ持った性格的な要素も大きいと思います。
へんに真面目で、余計なところが気になる人とか、 効率的という面で不利だったりします。
激しく思考型の行政書士試験は、いくら勉強しても素直に得点が伸びていくものではないです。
努力が素直に直結する試験ではないんですよ。(※100点から160点までは努力が直結しますよ)
特に170点付近は伸びにくい
これを聞いたら、複数年受験生は凹むと思いますが、事実です。
ではどうやって合格すればよいか?
戦略で合格を狙えばよいだけだと思います。
過去問固めで記述抜きで絶対に160点以上 記述は満点狙い
2年、3年勉強すると、記述で出題されそうな論点は人に説明できるくらいの理解になっていきます。
記述が鬼採点の年だとしても20点くらいはとれるはずです。
なので、記述抜きで200点狙いますが、結果的に160点ちょっとで止まったとしても、複数年受験生の得意な記述で挽回して合格するという感じに仕上がるはずです。
私のみてきた複数年受験生は、やっぱ初年度組より記述よく書けています。
まとめ
ということで、行政書士試験 (資格)なんかに人生の貴重な時間をあまりかけてられません。
さっさと合格しよう
独学応援の視聴者様、このブログの読者の皆様は、合格率10%というこの難関資格ではありますが、合格方法を知っていますので、大丈夫でしょう。
中には、勉強法を間違えて、時間を無駄にしている人たちがたくさんいそうですから
最小限の努力で効率よく合格していくことを願っております。
独学応援合格者の皆様がつくってくれた 受験生応援サイト よろしくお願いします
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