にこです。
あなたは試験勉強を始めた日を覚えていますか?
その頃は資格取得という目標に向かい、モチベーションも高くやる気もありました。
しかし、日常での勉強はコツコツと積み重ねていく地味なものなので、次第にモチベーションが下がり、やる気が続かないことに悩んでいる受験生もいるのではないでしょうか?
あなたはどうですか?
試験勉強にやる気は重要です。
つらくて地味な試験勉強を続けるためには、やる気を持ち続けることが不可欠です。
やる気がなく仕方なくやる勉強では、学習効率も上がりません。
そんなときに使える勉強法をお伝えしていきます。
【ツァイガルニク効果】という心理効果を使った勉強法です。
【ツァイガルニク効果】とは?
簡単に言うと「やりかけのことが気になって仕方ない」という現象のことです。
もう少し詳しく説明すると、「達成できた物事」よりも
「達成できなかった物事」や「中断している物事」の方が強く覚えているという現象のことです。
●バラエティ番組の一番盛り上がるところでCMが入るのも、
ドラマやマンガの続きが気になるのも、
あえて途中で区切ることで、続きが気になるように意図的に工夫されているのです。
●模試や試験が終わった後「あ!あの問題、解けなかったな」「あの問題もまちがえたかも!」と頭を悔しい思いがグルグルした経験ありませんか?
実際は正解した問題もたくさんあるのに、思い出すのは自分の未達成だと思うものばかり……。
そのような効果を勉強に応用していきましょう。
【ツァイガルニク効果】を勉強に応用する方法
簡単にはじめることができるんです。
勉強を途中で中断するようにすればいいだけです。
私たちはどうしてもキリのいいところまでやりたくなるのですが、
強制的に勉強を中途半端なところで中断してしまいましょう。
ツァイガルニク効果によって「勉強の続きがしたい」「やり残したことがとっても気になる」といった気持ちになります。
わざと中途半端なところで中断すると、緊張感を持続させることができます。
私たちは終わったことに対しての緊張感はなくなり、
終わっていないことに対しての緊張感は持ち続けられるのです。
そうするとその緊張感でモチベーションが維持しやすくなったり、
勉強中の集中力をキープしやすくなったりするのです。
例えば、
①テキストや参考書などを使って勉強する際は「キリのいいページ」ではなく「ページの途中」までで終わるようにしてみましょう。
その時に勉強していたことが記憶しやすくなったり、
中途半端なところで終わらせたことからくるモヤモヤ感から、
勉強に向かう意欲が向上したりします。
②勉強がキリのいいところまで進んだら、あえて次の項目をやりかけてしまい、休憩するのも一つの方法です。
休憩の間なんとなく次の章の内容が頭の隅に残っています。
休憩明けの勉強をスムーズに継続することができます。
③勉強の時間を設定して、時間が来たら中途半端なところでも休憩に入ります。
中途半端なところで中断するのは、モヤモヤし
「そういえば、あれをまだやってる途中だったな……やらないと」という
気分になって続きをやりたくなるので、勉強を長く続けやすくなります。
④肢別過去問を解く問題を解き終わって答え合わせをする前。
このタイミングで休憩します。
すると、答えが気になるというツァイガルニク効果も発生しますが、もう一点メリットがあります。
休憩明け最初にやることは「答え合わせ」なので、ラクです。
ハードルが低くなり休憩後にすぐに勉強始めることができます。
いかがでしたでしょうか?やりかけが気になるという心理的ストレスを勉強に利用すると、勉強を継続させることができます。
1点だけ注意点があります。
一度に多くの項目を中断させてしまうと逆にストレスになりますので、はじめのうちは1~2項目ぐらいでとどめておくのがおススメです。
一緒に勉強を継続していきましょう。
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