合格体験記(LINISYSさん)

(令和2年度合格者)

2020年度 216点で合格いたしました。
ほかの皆様の合格体験記とは少し違う方向になりますが、お話しさせていただきます。

勉強期間は1年間。
前半9か月の間に使用した教材は

「合格革命基本テキスト」
「みんなが欲しかった 行政書士の判例集」

このほか「うかる!行政書士総合テキスト」も購入しましたが、私には使いにくかったため、付属の「ハンディ行政書士試験六法」のみ使用しました。
条文の素読は大事だと佐藤先生もおっしゃってましたが、結局そこまで手が回らずハンディなままです。
『お風呂に落とした文庫本のような佐藤先生の六法』には到底たどり着けませんでした。

基本書を読み、区切りのいいところでほぼ丸写しという形でノートにまとめ、テキストに載っている参考過去問をネットで探し(ほぼ合格道場)解く。
今振り返っても非常に効率の悪いやり方です。

8月になりテキストはまだ1周も終わらない。ノートにまとめるやり方は「債権者代位権」で止めました。
そのころから、疑問点はネットで調べるようになり、必然といえるように「行政書士独学応援チャンネル」に。その後の学習効率の良さと言ったら!

「独学応援」で知った『肢別過去問集』と出題形式の回答法に慣れるための『うかる!行政書士総合問題集』をまとまった学習時間で回し、細切れの時間の8割は、YouTubeで佐藤先生をはじめとする講義動画を漁るように見続けて過ごしました。
問題集は、肢毎の解説が理解できるように読み込み、書き込みしながらで回転数はあまり上がりませんでしたが(肢別2~5周・うかる!3~6周)やり方が私には合っていたようでテキストを読み込むより苦になりませんでした。
細切れのながら時間に見る動画は気分転換にもなりました。

佐藤先生の講義は印象に残ります。
およそ士業らしくないツナギにグラサンのヴィジュアル。
そのくせ抑制のきいた柔らかい声で解かりやすく一つ一つの問題を解説してくれ、独特のイラストで視覚を通して記憶に残る。時々入るボヤキは一服の清涼剤でしたね。

このほか、試験対策として割と早い時期から、試験当日をシミュレーションして市販の模試を繰り返しました。

当日の筆記用具で書き慣れるため、机上に置く時計(文字盤がはっきり見えて1分毎の目盛りがあり、針先が細いものをチョイス)を見慣れるため、文字盤の見やすい角度の置き方、置き場所も試行錯誤しながら、当日使うかもしれない目薬や視界に入っても目に煩くないハンカチをえらんで食卓にセットし(食卓が勉強机でした)、もちろんマスクもして、当日の昼食をとる時間、内容(カロリーメイト+150mlのお湯)は言うに及ばす、ベストコンディションに持っていけるよう前夜からのスケジュールを組み、9月の2週目から毎週1回13時から16時まで、模試を解き続けました。
計9回解いた市販の模試は記述を甘く見ても合格点に達したのは1度だけでしたので、メンタル的にはよかったのかどうか…^^;

実力以外の要素で不合格になることは避けたかったので、シミュレーションを繰り返し、体調管理に気を付け、メンタルが乱されないよう一人になるため試験日は前泊しました。

模試の際は必ず30分以上時間が余り見返す余裕もありましたが、本番は終了2分前の滑り込み。最後に残した記述は下書きの余裕もなく、緊張と焦りで震える手で書きました。

終了後はやり切った清々しさはありましたが、結果が怖くて自己採点はできず、試験解説系の動画も見られませんでした。そこは佐藤先生ごめんなさい。<(_ _)>

2020年は人生の中で一番濃い1年でした。そして得たものはとてつもなく大きいものです。

受験生の皆さん、合格後の未来を妄想しながら、どうか諦めず日々を積み重ねてください。
応援しています。  !(^^)!

LINISYS先生のサイト:行政書士 リニシス法務事務所

 

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