(令和2年度合格者)
(この体験記は、試験直後にSlackオンラインサロンに記載していただいたものです。)
みなさん、試験お疲れ様でした。
私は今回の試験、記述抜きで186点を取ることができました。(マークミスさえ無ければ…)私なりにどのような勉強をしたか記載させていただきます。
まず私は今年の2月から独学で勉強してきました。総学習時間はわかりませんが、600〜700時間程度はしたつもりです。使用した教材は以下の通りになります。
1.よくわかる○○シリーズ(憲法、行政法、会社法)/自由国民社
2.民法がわかった/法学書院
3.みんなが欲しかった行政書士判例集/TAC出版
4.肢別過去問題集/早稲田経営出版
5.行政書士試験六法(みんなが欲しかったシリーズの付属品)/TAC出版
まずは『よくわかる○○シリーズ』と『民法がわかった』を2〜3周読み、全体のイメージを掴むところから始めました。
そして肢別過去問題集の取り組み。最初はさっぱりで正直全然できませんでした。ただ、そこで役に立ったのが判例集と六法です。
これは個人的な感想ですが、肢別過去問題集の問題と解説はそれがどういった事案に基づきされた判決なのかがわかりにくいと私は感じました。そこで判例集を使用し、その事件を訴訟背景や論点、結論に至る趣旨まで把握することで、問題文を見たときに「これはあの判例に関するものだな」とある程度把握出来るようになりました。要は、「この判決は◯◯だ」ではなく「この事案では△△だから◯◯だ」と、理解することに重きを置いた勉強を進めました。
民法は判例が膨大なので追いきれませんでしたが、裁判は単に法律を当てはめて白黒付けるわけではありません。そこには様々な背景があり、誰を守ることが一番社会にとって有益なのかを法に則って判断しているのだと思います。
あくまで素人意見ですが、法的思考力と言われてるものもここで身につくと感じています。このコツを掴みさえすれば、初見の判例を問われた問題でもある程度のレベルで結論を推知することは可能になると思います。
次に六法。既に受験をされたことのある方は当然ご認識されていることだと思いますが、条文問題は半端な知識だけでは正解にはたどり着けません。全てを一字一句覚えることは不可能ですが、そこに自分の言葉を書き足していき、最終的に自分だけの六法を完成させました。多分、これを他の人が見ても何を書いてあるのか理解できないと思います。笑
主な勉強方法は以上です。
肢別は試験前までに8周しました。
もちろん中にはどうしてもわからないものもあり、その際はこの場をお借りして皆さんのお力添えをいただきなんとかゴールできました。佐藤先生はもちろん、必死に勉強されている皆さんに刺激をいただいたこと、本当に感謝しています。
行政書士試験を受験される方々にとって少しでも参考になることがあれば幸いです。